似非RAMディスク(2)

前回: 似非RAMディスク(1)

第一の誤算はこれです。

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M68AF127Bの幅が広くて変換基板のランドに乗りません…。

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仕方なく足を畳みます。撮影時は回路図を読み違えていてA14を伸ばしていますが、CS以外畳んでOKです。これでなんとか変換基板には収まります。こて先に初めて細いコーン形を使い、がんばってはんだ付けしました。

第二の誤算は、恐らくM68AF127Bが縦にも厚いために、亀の子接続するには足の長さが足りなかったことです。

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仕方なく鍍銀線の芯線を使って上下の足を繋ぎました。

  1. 上亀(上に乗ってるIC)の足に予備半田をする
  2. 下亀の足とランドの接続部にある半田を使って芯線の先を接合
  3. 芯線を上亀の足に沿って巻きつけ、予備半田に押し付けている状態でこて先を当てて接合させる
  4. ひっぱって強度を確認後、余分な芯線をカット

なんか手順まとめてしまいましたが、全くお勧めしません……あ、変換基板の裏にはSSOP用のランドがあるので、写真のようにカートリッジ基板と密着させるならポリイミドテープなどで絶縁しましょう。いや、お勧めはしませんよ。

第三の誤算は(まだあるぞ!)同じくパッケージの縦の厚さのせいで、ケースが閉まらないことです。仕方なく、ケースに収めることは諦めました。

完全に敗北ですね、今回は……。
一応動作は問題なさそうで、MSX-DOSをインストールして似非RAMディスクからDOS起動できていますが、反省を活かして再チャレンジしたいです。

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おまけの裏面。