アドレスデコーダ試作
前回はROMの仮組みがメインだったので、アドレスデコーダ部分が本番規模の半分でした。 今回は4bit2進数を16bit10進数(と言っていいのだろうか…)にゲンミツに変換していきましょう。
あっさりできましたー。
DIPスイッチによるアドレス指定が2進数で1010なので、10進数で10番地。10番地にあたる左から11番目(0番地から始まるため)のLEDが光っています。
まぁ、昨日も使っていたIC、74HC138を2個並べるだけでしたね。
『CPUの創りかた』は部品の入手性にかなり気を遣って書かれていますが、それでも2016年現在、本書でアドレスデコードに使われている74HC154が通販では入手困難のようで、このように74HC138で代用する必要があります……と、"TD4 74HC154"でググったら一発で出てくる情報を偉そうに語る恥知らずな大人がいますよ。一応、使い方は自分で考えたかったので「74HC138で代用できるみたいだぞ」という以上は調べなかったんですが、データシート見たら一目でした。
さて、問題なく目的の回路が組めたように見える裏で事故がひとつありました。
デコードの目視確認用にLEDアレイを使っていますが、こいつのアノードとカソードがわからなかったので「一瞬なら大丈夫やろ」と3Vを直接かけて確かめてみたら「ブツッ!」という音と共に端の1個がご臨終。何気に部品を破壊したのは初めてでちょっとショックでした。やっちゃいかんこととは分かってたので軽く弾くくらいの一瞬だったんですが、やっぱ横着はダメですね。