電子工作ブログ

春先から電子工作を始めたおっさんです。
作業記録など残したいなぁと思い立ったのでブログつけてみます。

これまでの製作物

直流安定化電源(6月上旬)

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電子工作は失敗から学べ!』という入門書のガイダンスに従って製作。 3~10Vで出力調整でき、メーター下のスイッチで電流計と電圧計の切り替えが可能というものです。 この電流計がとても有能で、何か回路を組んで電源投入した時、電流計の針がほとんど振れなければ(ちゃんと動作してるかは別として)とりあえず安心できます。 VccとGNDが短絡する一番やっちゃいけないエラーをやっちゃってると針がシュンッと振り切れるのですかさず「ファーイ!」とスイッチを切って迅速に対応可能。 電流テスターを回路に差し込むの面倒だし便利です。

ちなみに電子工作は本当に初心者で、上の写真も「立派な電源を作ったものの今の僕にはLEDを光らせることしかできない」という一枚です。 この1ヶ月前はLEDの光らせ方(抵抗値の計算方法)も知りませんでした。

導通チェッカー(6月下旬)

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こちらの回路図を頂いて製作した導通チェッカーです。 テスター棒を当てた2点間が繋がってると「ピ──」とブザーが鳴って導通を知らせてくれます。これも完全に実用品で、普段使いしています。 このプロジェクト?自体は電源より前にスタートしていて、ブレッドボード上で回路を組んで動作確認するところまでは進んでいました。 ところがその回路をユニバーサル基板に実装するぞという段で特に図も起こさずアドリブで配線を進めたために、途中で完全に詰まってしまい、いじけてひと月ほどぶん投げてました。
でもまぁ、今考えれば失敗しない方がおかしいトライでしたね。

  • はんだ付けするとき、対象物を固定することを知らない
  • 被覆線や基板の表を使ってジャンプ配線することを知らない
  • いきなり両面スルーホール基板

ラジコンカー(7月中旬)

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これまた『電子工作は失敗から学べ!』を参考にした製作です。 本の作例では赤外線リモコンを使って操作するラジコンですが、私が実際に作ったのはPS4のコントローラーで!BT通信で!アナログスティックで左右の車輪を無段階制御可能!な一品。モノとしては高度になっていますが、PS4コン絡みのところが既製品&既製ライブラリ利用なので製作難易度はむしろ激減してます。
当初はArduinoでリモコン信号デコード&モーター制御プログラムを仕上げた後、マイコンチップ(ATmega328)を基板に移して全体の回路を組む……という計画でした。が、赤外線リモコンがラジコンカーを操作するにはあまりにも劣悪なレスポンスだったので方針転換。一応リモコン信号デコードのプログラムは動くものを(しかも開発環境の移行時にソースが2回消失したので3回同じコードを)書いたので、学習的にもOKということでひとつ。

作例ではモーター左右×回転前後にそれぞれ独立のPWM出力(計4本)を与えてますが、PS4コン使うためのBTドングルを挿すためのUSBホストシールドArduinoに乗せたために使えるPWMが3本になってしまった!ので、2本のPWM出力をトランジスタで振り分けてなんとかするという仕組みを自力で考えて実装したのが一番の頑張りポイントです。たいした工夫でもないですが、3ヶ月前は抵抗の存在意義すら知らなかった人間が「ここはトランジスタが使える!」とか言ってるのはちょっと感動する光景じゃないですか? ないですか、そうですか。

TD4(現在進行中)

TD4とは『CPUの創りかた』という本で設計&製作される、汎用ICを使った4bitCPUです。
もともとモノの仕組みを知るのが好きで、Arduinoを弄っていてもプログラムコードと実際に動くモノの間にあるブラックボックス部分がどうしても気になってしょうがなかったので、このような方向に進んでしまいました。8月中の完成を目標にしています。